作品のご紹介,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング 神戸百景,川西英,株式会社シーズ・プランニング 神戸百景,川西英,株式会社シーズ・プランニング

みなと,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング

1.みなと

1952-53年制作(P.4掲載)
川西 英さんの神戸に対する強い思いが伝わってくる様です。画には、大丸神戸店、国鉄の高架、川崎重工業の造船所のガントリークレーンなどが描かれています。当時、ガントリークレーンは街のどこからでも見ることができ、神戸らしい風景だったようです。

神戸港,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング

2.神戸沖

1952-53年制作(P.5掲載)
背山には、もくもくと入道雲がはりつき、海、山、雲、空の対照的なコントラストに目を奪われます。真夏の神戸港の沖合い、疾走する遊覧船のデッキには心地よい風が吹いています。時代が変わっても、神戸の情景は変わらないようです。

王子動物園,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング

25.王子動物園

1961年制作(P.28掲載)
川西画にあるゾウ舎は、1951(昭和26)年開園時から、現在のドーム型ゾウ舎に建て替えられた1953(昭和28)年までの間、存在していました。開園当初から子供たちの人気を集めていたインドゾウの「諏訪子」は、2008(平成20)年4月に永眠しました。

生田祭,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング

44.生田祭

1952-53年制作(P.47掲載)
生田神社の生田祭神幸式は、毎年4月15日に行われます。氏子さんの住む地区を11地区に分けた輪番制で、その年の当番地区を、猿田彦神、梶原武者、獅子舞、神戸太鼓、お稚児さん、子ども御輿、神輿からなる行列が、一日かけて練り歩きます。

元町駅,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング

51.元町駅

1952-53年制作(P.54掲載)
この頃の元町駅のホームの配置は現在とは違い、線路を挟むようにホームが配置されていたようです。当時は、現在の1番線の南側にホームがありました。高架部分からホームを支えていた梁が張り出しており、今ではとても珍しい様子です。

栄町,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング

53.栄町

1952-53年制作(P.56掲載)
栄町通4丁目の交差点より東を眺めています。1956(昭和31)年の住宅地図によると、画の左手前から、電通、大成建設、空き地、第一銀行、北陸銀行、ビル、関西相互銀行、ビル、興亜火災海上、安田生命保険、映画館、日産汽船と並んでいます。

トアロード,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング

57.トアロード

1952-53年制作(P.60掲載)
「トアロード」のその言葉の由来にはいろいろな説があります。1908(明治41)年、現在の神戸外国倶楽部の場所に、トア・ホテルが開業しました。このホテルができた頃から、トアロードと呼ばれるようになったという説が有力だそうです。

諏訪山より港俯瞰,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング

62.諏訪山より港俯瞰

1952-53年制作(P.65掲載)
諏訪山公園の一部、金星台と呼ばれている場所です。みなと神戸を眺めるにはここがベストだった様で、当時は諏訪山動物園をはじめ、明治期創業の料亭「常磐花壇」や諏訪山温泉などがあり、今では想像もつかない風情が息づいていた様です。

,神戸百景,株式会社シーズ・プランニング

64.関帝廟

1952-53年制作(P.67掲載)
関帝廟は三国志に登場する武将・関羽を中心に、3関帝を祀る廟です。商売の神様として地元の華僑から親しまれています。震災で被害を受けるも、華僑の皆さんの尽力で修復されました。画にある唐獅子は、現在、中門のところに設置されています。